サンスクリット語で屍に由来する「Śava」とポーズを意味する「āsana」が組み合わさった言葉。日本では屍のポーズとも呼ばれ、ヨガのポーズの最後に行われる。リラックス効果を高め全身を休ませることができるため、究極のリラクゼーションとも言われている。
シャヴァーサナでは、単に身体を休めるだけでなく、心を休める効果も大きい。起きている状態と、眠っている状態の間の意識状態は、まるで夢や映画を見ているような感覚になる。この日常の考え事とは違う意識状態のリラックス効果は高く、10分のシャヴァーサナは、1時間の睡眠に匹敵すると言われる。
シャヴァーサナでは、日常の様々な役割から解放される。親役、子役、妻役、上司役、部下役、友達役、PTA役、自治会役など、たくさんの役を自動的に切り替えながら生きている。自分が役割に強く染まっているときに、ストレスや苦しみの中で自動思考が止まらず動き続けてしまう。
しかし、役割から解放された自分自身はリラックスでしかない。平穏や安心感は外から得るものではなく、私の中にすでに在るということをシャヴァーサナでは体験できる。
シャヴァーサナで体験する、言葉や思考を超え、体の感覚からも自由な状態は、思考が激しく動き、情報に心が踊らされる現代社会を、リラックスしながら乗り越えられるために最適だ。
シャヴァーサナの導入では、体の隅々までスキャンするように意識を中心から末端までに向ける。普段意識しない自分の身体を隅々まで意識することは、休まず働き続けてくれている身体への感謝に繋がる。
そして、普段頭の中でお喋りを続ける自動思考が凪の状態になると、意図的でない自動思考によって、日頃ストレスを生み出しているかに気づくことができる。